体操教室で県外というのはやはりそれなりのハードルがあるものと考えられます。
通うのに時間もかかりますし、交通費も余分に必要になることが予想されるからで、あえてそのような体操教室に通わせるにはそれを上回るだけのメリットがなければ意味がありません。
これは教室側の要因もあります。
例えば有名なインストラクターがいるとか、数多くの実績を有しているなどといったことです。
ですが、子供側の要因を考えた場合に、ただそれだけの理由でそこまでして通わせることが本当にメリットかというのは十分に考慮すべきでしょう。
いくら有名で実績があったとしても、子供に合っており、忙しいときに時間をかけてまでしっかりとトレーニングを行う自発性がなければ良い結果は得られないと考えられます。
一つの考えとして、大会で結果が出てきた場合に県外の教室も視野に入れるという手があります。
結果を出すくらいであれば子供自身もよりうまくなりたいという気持ちを持っているはずです。
体操教室は体力をつけたり運動を好きになれるなどのメリットがあることから、子供を通わせたいと考える親御さんも少なくないのではないでしょうか。
確かに体を鍛えるのに最適ですし、体を動かすことが好きになって活動的になる可能性はあります。
しかし、嫌々通うようだとやる気は生まれず、モチベーションが保てないので楽しいどころか苦痛になってしまいます。
つまり体操教室に通うかどうかは本人の意思を尊重することが大事で、子供の気持ちを無視して親が勝手に決めるのはNGということです。
体操教室に預けた方が静かになって家事が捗る、そういう理由で通わせるのは論外ですが、親の気持ちが先走って子供に押しつけるのも考えものです。
子供に体操教室通いを薦めたいのであれば、まずは興味を持たせて体験入学に繋げるのが正解です。
次に十分に体験させてから意思の確認を行い、本人がやってみたいといったら入会の決定です。
子供の人生においては大人が何かと決めることもありますが、習い事に関しては本人がやりたいかどうかが重要ではないでしょうか。